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東日本大震災と学生 その①
東日本大震災を受けて学生の取り組み①
2011年3月11日(金)午後、東日本をかつてない脅威の震災がおそいかかりました。
多くの尊い命が奪われました。
身内やお知り合いの方をなくされた方々、大切な家が流され破壊され、今も原発の影響で故郷に踏み入ることができない方々のお気持ちを思うと、心が痛みます。
お悔やみを申し上げますとともに、1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
本校の学生はこの未曽有の事態をどのように受け止めていたか、今回はその一部をご紹介します。
日本動物福祉センターへのボランタリー
緊急災害時動物救援本部へ全国から寄せられる、動物たちへの支援物資を仕分け・出荷する作業のボランタリー活動へ本校の学生たちが参加しました。
3月後半からおよそ10日間、毎日有志の学生たちが都内の物資集荷場所に集まり、朝から夕方まで活動しました。
全国からぞくぞくと届く物資は、ボランティアの手によって賞味期限別、対象動物別(イヌ・ネコなど)に分けられていきます。
「困っている境遇の人や動物を助けたい。誰もが周囲の人との協力があって生きているのだから、今は被災地の方々を少しでも支えられれば。」ボランティアに9日間参加した寺田くんのことばです。
避難所へペットと一緒に入れない多くの方や、避難区域に残された動物たちの殺処分がメディアで報道されるたびに、学生たちは心を痛め、自分たちにできることを模索しています。
ボランティア活動中、学生たちが梱包した荷物が被災地に届くと、現地から連絡が入ります。
「無事に届きました!今日は○○県△△村の皆さんに受け取ってもらいます。」
この連絡を聞くと、ボランティアの学生たちはほっと一息、次もがんばろう!と次を目指すのです。
ヒトと動物が安心して暮らしていけることを願い、本校の学生たちもひとつひとつ社会へ役立ちたいと、これからも活動していきます。