学校法人シモゾノ学園の理事長兼校長。動物が生きる喜びをかみしめることができる社会、人と動物が本当の意味で共存共栄できる社会を目指す愛犬家。
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第23回川嶋 舟氏
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第22回吉田 太郎氏
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第21回動物看護業界座談会
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第20回第19回柴内 裕子氏第18回有馬 もと氏第17回土居 利光氏第16回動物看護師統一認定試験についての座談会第15回小倉淳氏第14回山田かおり氏・金井寛貴氏第13回平野井浩氏第12回災害動物救援ボランティア座談会第11回小森伸昭社長第10回増井光子先生第9回森裕司教授第8回山口千津子先生第7回松本壯志先生第6回西川文二先生第5回小林節先生第4回中嶋宏一社長第3回瓜生敏一社長第2回動物看護師の国家資格化に向けての座談会第1回山根義久先生
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グローバルな人間になろう!
下薗:お話を伺っていると、海外、特にアメリカの手法を学んで、このままアメリカで活躍することも道でしょうし、またそれを持ち帰って、日本に新しい風を吹き込むというのも、一つの大きな役割でもあると思うのです。 金井さんだけではなく、これからの日本の若い方々が、そういった道を歩む際にぜひとも私も支援したいなと思ったものですから、そのきっかけとなる第一歩を山田先生のところにお願いすることができればと、かねがね考えておりました。 このたび、念願かなって提携校となっていただきましたが、先程も、ちょっと教室の黒板を拝見すると、授業は英語でなさっていますね。まあ日本人の一番のネックは言葉なものですから、そこがどうしてもうまくいかないだろうなと考えるわけです。人間は自分が不得手だなと思うと、扉を閉じてしまうじゃないですか。 語学を学ぶには、これはもう赤ちゃんが言葉を覚えるのと一緒で、その場にいればなんとか覚えていくものかなと思うと、その足掛かりとしては山田先生の学校は最高の場所であると思うのです。
山田:幸いなことに、グルーミング用語は日本語と英語でかなり近いものがあります。
下薗:なるほど。
山田:はい。そんなに皆さん苦労はされてないようです。例えばクリッパーもバリカンの刃なのですが、ちゃんと下に4㎜とか5㎜って書いてあります。 でも、アメリカ人はナンバーで呼ぶのです。 「じゃあ、クリッパー4」って言ったら、9㎜。
下薗:日本とは、言い方が違いますね。
山田:違うのですが、でもそういったことを覚えることによって、日本でも働けるし、アメリカでも働ける。 世界中あなたがどこに行っても、「そこで食べていくのだ」と思ったときに、「技術と犬がいれば職になりますよ!」といつも言っています。
下薗:素晴らしいですね!
山田:そういうふうに世界に通用するグルーマー、トリマーを育成できればいいなというのが、私の考え方の基本です。
下薗:最高ですね、これは。
山田:いえ、そんな(笑)。
下薗:いやいや。1日とかからず地球上のどこにでも行ける時代に、やはりグローバルに通用する技術があるというのは強いですよね。
山田:はい。本当にそう思います。