10/29
卵のその後

皆さん、覚えていますか?
去る8月、飼育科のアオダイショウさんが卵を産んだ事を。
 

P8110209.JPG  こちらがその時の写真です。

そして目下保温中というご報告をしたのですが…

約一ヵ月半後の9/29~10/1にかけて、7匹の赤ちゃんヘビが生まれました!!(^▽^)

1つ傷んでいた卵があったので、無事に孵化するか心配していたのですが、それはある朝起こったのです!

まさかこれは…    卵の表面にヒビが!そしてそこから鼻が!!

職員室にケースを移し、経過観察をする事数時間。

ここまでが長かった  小さな頭が覗きました\(^o^)/

ここまでになかなか時間がかかり、覗いた鼻先が隠れてしまい、そのまま数時間経つ事もしばしば…
一匹目が孵化したのは翌日の事でした。
三日かけて七匹のヘビさんが誕生。

生まれたばかりのヘビさんはこんな感じ。


この姿勢が一番安心!

でも既に30センチから40センチほどの体長があります。
小さくても流石(?)ヘビ!~>゜)~~~

そしてここで注目していただきたいのが体の模様です。
上の写真のヘビさんが細かい横向きの縞模様なのが分かりますか?

見比べてみて!  

こちらは大人のアオダイショウ。横縞はありません。一見すると違うヘビみたいではないですか?

実はこの模様の違い、子供のヘビが毒を持つマムシに擬態して身を守っているのだそうです。
確かにマムシによく似ている…

大人と子供で色や模様が変化する動物は沢山いますが、私達の身近にいるアオダイショウにもそんな秘密があったんですね。
だから動物は面白い!(●^o^●)

これから寒くなるので管理が難しいですが、七匹の赤ちゃんヘビを見守っていきたいと思います。



 

 

by 飼育管理学科 | 2010.10.29 | 自然環境・動物飼育学科  
<<次の記事 前の記事>>