IACから世界へ

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下薗:次に、金井寛貴さんにお話を伺いたいと思います。 実は金井さんは国際動物専門学校の卒業生です。在学中からやはり海外に出る希望はあったのですか。

金井:子供の頃から漠然と考えてはいたのですが、在学中の海外研修の影響が大きいです。あと、やっぱり山田先生にお会いして衝撃を受けました。

下薗:なるほど。将来的にはどういうふうになりたいなと思っているのですか。

金井:ショーハンドラーです。将来的にはサロンも持ちながらやっていきたいな、という夢や目標はありますね。

下薗:アメリカに渡り、これはすごいなと思ったことを教えて下さい。

金井:ドッグショーに行ったらまだ日本には数少ない犬種がとても多く、それでデザインもちゃんと綺麗にできているし。犬自体も、物凄くクォリティーが高く、本当にびっくりしています。

下薗:そうですね。先程のお話にもあったように、ハサミの使い方うんぬんは、それこそ山田先生の仕上がりを見て感激されたアメリカの方は多かったでしょうが、そのデザイン自体を作るのは、アメリカってやっぱり長けているのかなというふうに思うのですが。

金井:そうですね、しかも毎年のようにどんどん流行が変わっていきます。そこを山田先生にいつも指導していただき…山田先生の変化を見極める力は本当に素晴らしいです。

下薗:それでは、やりがいとか、今の生活の充実度が、言葉で言い表せるようでしたらお話戴きたいのですが。

金井:やりがいはすごくあります。サロンではお客様の要望が叶えられたときはとても嬉しいですし、コンテストでは自分のカットがバッチリ決まって入賞できたら嬉しいし。ドッグショーでは自分の管理している犬が入賞できたら、これまた嬉しい。

下薗:そうですね。本当にいろいろなパターンでお客様を喜ばせること、自分が達成感を味わうことが充実感につながりますね。

金井:それもすべては山田先生の学校にいるからできることであって。

下薗:本当にそうですね。

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